読書メモ『北天に楽土あり: 最上義光伝』
山形あたりの地理に詳しくなった。
全体的に小気味よく軽快に進んでいって良い感じだった。それほど余計な創作がなくサクサク読めた。
前半はまあまあスケールの小さい話で、かつての羽州探題の小領主の家が生き残りを賭けて戦い、成り上がっていく話。戦略ゲームの弱小勢力の序盤のおもむき。
後半の豊臣政権下のいざこざ、政治闘争、軋轢がとても良い感じだった。(特に奥州の)ごちゃごちゃと分かりにくい水面下の動きが綺麗に整理されていて分かりやすかった。
ちょうどKindleで同じ著者の『猛き朝日』という木曽義仲の小説が半額還元セールだったので買ってみた。(小説なのに定価2,400円はなんなのか)
まとめ直してブログに上げた。 https://778a0a.hatenablog.com/entry/2024/12/08/125002