読書メモ『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』
運動のお供に聴いていた。
2013年出版
第1講義 マッキンゼー流プロフェッショナルの流儀
仕事人として持つべきプロ意識について。どれも大事なことだけど、なによりも入社1年目からこういう考え方を叩き込まれて、なおかつ周りの同僚や上司もそんな人達ばっかりという環境なのが素晴らしいなと思った。
社内に強い人材が揃っているのもいい。資料の作り方について社内の達人にアドバイスを貰いに行ったとか、調査のプロからやり方を教えてもらったとか、さらっと書かれているけど地味にすごいことで、実際はそんな人材がいないとか、そんな有機的な連携体制がうまくできていないとかが多い。
第2講義 マッキンゼー流問題解決の基本プロセス
月並みで当たり前の話にも見えるけど、この地道な段取りをちゃんと実践するのはとても大切だと思った。問題の整理もせずに、手当たり次第に取り組んでいくことがどれほど多いことか。
またあくまでツールやフレームワークに使われることはなく、みたいな話もあってバランス感覚をきちんと押さえられていて良いと思った。
意外と感性やセンスが先にあって、それを誰もが納得できるロジックに落としていく、という流れであることも多いというのもその通りだと思った。
少し話がずれる。ちょうどネットで論理的思考が話題になっていたけど、ある集団・社会のメンバーみんなが納得できるような話の筋立て、みたいなものが論理・ロジックだと思ううぐらいがちょうど良いと思う。論理学とかの流れで、なんらかの数学的・演繹的に求められる絶対の真理・定理みたいな印象を持ちがちだけど、それよりはもっと緩く、もっとふわっとした納得感、社会的な合意感、コモンセンスみたいなものが大事だと思う。
https://togetter.com/li/2471431
あとの章はそんなには印象に残らなかった。良いことは書かれていて、それらを愚直に実践していける人間が強いんだろうなあとは思った。
ひとつ前に読んだ本が学生向けだったので、こういうバリバリのビジネスマン向けの本はプラクティカルで心が洗われた。
思いつきを若干追加した。見返して「論理」という言葉の意味合いが若干ぶれている感があるけどまあ所詮メモ書き。
ブログに上げた。読み返してみて一体何様のつもりなのかと思った() https://778a0a.hatenablog.com/entry/2024/12/08/142544